Claude のステータス(稼働状況)確認方法|急に使えない・遅い・エラーの自己診断ガイド
2026年6月時点の情報です。 Claude が急に使えない、遅い、エラーが出る。そんな時にまず開くべきページが2026年に変わりました。以前の status.anthropic.com は今も使えますが、現在の正式な確認先は status.claude.com(ステータスページ) です。古いURLにアクセスすると自動でこちらへ転送されます。この記事では、非エンジニアのあなたが、ステータスページの読み方・色の意味・障害と自分側トラブルの切り分け方を5分で判断できるよう、今すぐ使える手順にまとめました。
まず結論:Claude が使えない原因は2種類だけ
先日、東京で7人規模の会計事務所を経営されている方から、朝9時すぎにこんな相談をいただきました。「毎朝 Claude で前日の税務相談メモを整理していたのに、今日に限って画面が固まって動かない。これ、壊れたんでしょうか。それとも私のパソコンがおかしいんでしょうか」。
結論から言うと、Claude が使えない原因は大きく2種類しかありません。 1つは Anthropic(アンソロピック、Claude の開発元)側のサービス障害で、これは世界中のユーザー全員が影響を受けます。もう1つは自分側の問題で、ネットワーク・ブラウザ・アカウント設定など、自分だけが影響を受けるものです。この2つを見分けるのは、専用の稼働状況ページを1回開くだけ で終わります。
この記事で分かることは次のとおりです。
- Claude のステータスを確認する公式ページの場所(2026年に変わりました)
- ページの読み方(緑・黄・赤の意味と、どこを見ればよいか)
- 障害なのか自分側の問題なのかを切り分ける5分フロー
- 障害発生中にすべきこと・してはいけないこと
- 「529」「500」などのエラー番号の意味
- Claude Code の
/statusコマンドとの違い(補足) - よくある疑問への回答
記事の最後に、トラブル時にデスクで使える無料ガイドもご案内します。まずは結論から読み進めてください。

本論1:Claude のステータスページとは何か
ステータスページの役割
前提として、Claude は Anthropic 社のサーバー(あなたの代わりに計算してくれる大きなコンピューター。自宅のPCとは別の施設に置かれている)で動いているWebサービスです。あなたのPCやスマホからインターネット経由でアクセスし、Anthropic のサーバーが回答を生成して返してきます。この流れのどこかで問題が起きると、Claude が使えなくなります。
Anthropic はこのサーバーの状態を、誰でも見られる形で公開しています。その公開ページが**ステータスページ(稼働状況ページ)**です。英語では Status Page と呼ばれ、Claude に限らず Google・Microsoft・LINE・freee・kintone など、業務で使う多くのWebサービスが同様のページを公開しています。
2026年に確認先URLが変わりました
ここが今回いちばん重要な更新点です。2026年6月時点で、Claude の公式ステータスページは status.claude.com です。
以前は status.anthropic.com でしたが、Anthropic がサービス全体を claude.com ドメインに統合した流れで、ステータスページも移行しました。古い status.anthropic.com を開いても、自動的に status.claude.com へ転送されるので、どちらを覚えていても問題ありません。 ただ、これからブックマーク(お気に入り)に登録するなら、新しい status.claude.com のほうをおすすめします。
ブラウザ(Chrome や Safari など)のアドレスバーに入力すれば、ログインしなくても誰でも見られます。 つまり、Claude が使えない状態でもこのページは確認できる仕組みです(もちろん、自宅のインターネット自体が繋がっていない場合は別です)。
このページで分かる3つのこと
ステータスページを開くと、主に3つのことが分かります。
- 今この瞬間、Claude が正常に動いているか
- 障害中なら、どの機能に影響しているか(Claude.ai、API、Claude Code、Cowork など)
- 過去90日間にどれくらい障害があったか(稼働率の数字つき)
ここで分かる情報は、開発元の Anthropic が公式に発信しているものです。SNSで「Claude 落ちてる?」と検索するより、このページのほうが早く正確に状況をつかめます。
本論2:ステータスページの読み方
色と表示の意味
ステータスページを開くと、画面上部に「All Systems Operational」などの英語が表示されます。これが現在の総合ステータスです。英語が苦手な方のために、主要な表示を翻訳しておきます。
| 英語表記 | 色 | 意味 | あなたの取るべき対応 |
|---|---|---|---|
| All Systems Operational | 緑 | 全機能が正常稼働中 | 問題なし。使えないなら自分側を疑う |
| Some Systems Experiencing Issues | 黄 | 一部の機能に問題あり | 影響範囲を確認。自分の使い方に関係するか見る |
| Partial System Outage | オレンジ | 一部機能が停止中 | 復旧待ち。代わりの手段を検討 |
| Major System Outage | 赤 | 大規模な障害発生中 | 復旧待ち一択。今は触らない |
| Scheduled Maintenance | 青 | 計画されたメンテナンス中 | 事前告知あり。終了まで待機 |
日常的に気にすべきは「緑(Operational)以外」が表示された場合です。緑以外なら、自分の環境ではなく Anthropic 側で問題が起きている可能性が高い、と判断できます。
コンポーネント別のステータス(2026年6月時点)
ページを下にスクロールすると、Claude のサービスが複数のコンポーネント(部品)に分かれて表示されます。2026年6月時点で公開されている主なコンポーネントは次の6つです。
- Claude.ai(Webアプリ本体)— ブラウザで Claude を使う機能。非エンジニアが普段使うのはここ
- Claude Console(platform.claude.com) — 開発者向けの管理画面
- Claude API(api.anthropic.com) — 他のシステムから Claude を呼び出す機能
- Claude Code — ターミナルで動くAIツール
- Claude Cowork — 文書作成・要約・分析向けのWebアプリ
- Claude for Government — 行政・公共機関向けの提供
各コンポーネントの横には、過去90日間の稼働率も表示されます。2026年6月時点では、Claude.ai が約98.9%、Claude API が約99.3%、Claude Cowork が約99.5%といった数字が公開されています。あなたが普段使うのは Claude.ai か Cowork でしょう。まずこの2つのステータスを確認 してください。もし Claude.ai が緑なら、あなたが経験している問題は Anthropic 側の障害ではない可能性が高い、と分かります。
なお、普段ブラウザで Claude を使うだけなら、Claude Code を使い始める必要はありません。Claude Code が何かを知りたい方はClaude Code の使い方(/articles/001)をご覧ください。
過去の障害履歴を確認する
ページをさらに下にスクロールすると、過去の障害履歴が日付つきで一覧表示されます。各障害には「Investigating(調査中)」「Identified(原因特定)」「Monitoring(経過観察)」「Resolved(解決済み)」といった段階も記録されます。
ここを確認するメリットは2つあります。1つは、今朝のトラブルが昨日から続いているものか、今日新しく発生したものかを判別できる こと。もう1つは、Anthropic が過去どれくらい安定運営されているかの目安 になることです。業務で本格導入を検討している場合の参考になります。
参考までに、2026年6月は特定モデル(特に Claude Opus 4.8)の「Elevated errors(エラー増加)」が短時間ながら何度か記録されています。 いずれも数十分程度で Resolved になっており、世界全体が長時間止まるような大規模障害は限定的でした。新しいモデルが登場した直後は、一時的にエラーが増えやすい傾向があると覚えておくとよいでしょう。
本論3:トラブル時の5分切り分けステップ
ステップ1:まず status.claude.com を開く
Claude が動かない・遅い・エラーが出る、どんな症状でも最初にやるのはこれです。status.claude.com をブラウザで開きます。ログイン不要、30秒で現状が分かります。
ここで緑以外の表示があれば、自分側で何をやっても解決しません。無駄に再読み込みやアカウント操作をせず、別の方法で業務を進めることを考えます。
ステップ2:緑なら自分側を疑う
ステータスページが緑なのに自分は使えない、という場合は自分側に原因があります。以下の順番で確認すると効率的です。
- インターネット接続の確認 — 他のサイト(例:google.com)が開けるか。開けないなら自分のネットが問題。Wi-Fiルーターの再起動を試す
- 強制再読み込み — Claude の画面で
Ctrl + F5(MacはCmd + Shift + R)。キャッシュ(一時保存データ)が更新され、古いデータ由来の不具合が直ることがある - シークレットモードで開く —
Ctrl + Shift + N(MacはCmd + Shift + N)で開いて claude.ai にアクセス。動くなら拡張機能やCookieが原因 - 別のブラウザで開く — 普段 Chrome なら Safari や Edge で試す。動くなら元のブラウザ側の問題
- 別のデバイスで試す — PCで動かないならスマホで試す。スマホで動くならPC側の環境が原因
- ログアウト→再ログイン — アカウント側の認証トラブルが解消することがある
ステップ3:それでも解決しない時
全部試しても直らず、ステータスは緑のまま、というケースは稀ですが起こります。その時は次のいずれかが考えられます。
- 自分のアカウント固有の問題 — 支払い方法の期限切れ、プランの利用上限到達など。料金や上限が不安な方はClaude の料金体系(/articles/003)を確認すると整理できます
- 会社のネットワーク制限 — セキュリティポリシーで claude.ai がブロックされている。会社のPCではこれが意外と多い。情報システム部門に「claude.ai へのアクセスが許可されているか」を確認してもらうとよい
- 地域ごとの配信状況の違い — 公式ステータスでは緑でも、特定地域から見ると遅いケース
本論4:エラー番号の意味を知っておく(500 / 529 / 429)
Claude や Claude Code を使っていると、画面に「Error 500」「529 Overloaded」といった英数字のエラー が出ることがあります。番号の意味を知っておくと、自分で対処すべきか、待つべきかをすぐ判断できます。
| 番号 | 意味 | あなたの対応 |
|---|---|---|
| 500(内部エラー) | Anthropic 側で予期しない不具合が発生 | ステータスページを確認。障害なら待ってから再試行 |
| 529(過負荷 / Overloaded) | アクセスが集中し、Anthropic 側が一時的に処理しきれない状態 | 数分待って再試行。自分の利用上限とは無関係 |
| 429(レート制限) | 短時間に使いすぎて、自分の利用枠の上限に達した | 少し時間をあけてから再試行。プランの上限が関係 |
ポイントは、「500」と「529」は基本的に Anthropic 側の事情 で、自分の設定をいじっても直らないことです。一方「429」は自分の使いすぎ が原因なので、少し待つか上位プランを検討する話になります。
混同しやすいのは「529」を「使いすぎ(429)」と勘違いして、慌ててプラン変更してしまうケースです。529 はあなたの利用枠とは無関係で、単に世界中のアクセスが集中しているだけ なので、数分待ってから同じ操作を試すのが正解です。
新しいモデル(2026年6月時点では Opus 4.8 など)が出た直後は、こうした過負荷エラーが一時的に増えやすい傾向があります。その場合、別のモデル(Sonnet など軽いモデル)に切り替えると作業を続けられることがあります。モデルの違いはClaude Opus の解説(/articles/592)で詳しく触れています。
本論5:障害発生中にすべきこと・してはいけないこと
してはいけないこと
1. 連続で再読み込みを繰り返す — ステータスが赤・オレンジの時、何度再読み込みしても状況は変わりません。Anthropic のエンジニアが復旧作業中です。連発するとサーバー負荷が増え、復旧が遅れる可能性すらあります。
2. アカウント設定やパスワードの変更 — 障害中は認証系の処理も不安定になることがあります。設定・パスワード・プラン変更は、ステータスが緑に戻ってから行いましょう。
3. 重要な会話を途中で消す — 回答が途中で止まっても、その会話を削除せず残しておきます。復旧後に同じ会話画面を開くと、続きから再開できることがあります。
した方がよいこと
1. メール・SMS通知を登録しておく — 後述する Subscribe 機能を使えば、障害発生時と復旧時に自動で知らせてくれます。
2. 代わりの手段を一時的に使う — 今すぐ文章を作る必要があるなら、ChatGPT や Google Gemini など別のAIサービスで代用します。完全な代替ではありませんが、急ぎの作業は進められます。Claude と ChatGPT の違いが気になる方はClaude と ChatGPT の比較(/articles/588)が参考になります。
3. 作業計画を一旦見直す — 障害が長引きそうなら、Claude に依頼予定だった業務を、手作業で進められる範囲で進めます。復旧したらその時点から再依頼します。
非エンジニアが押さえておきたい心構え
Webサービスは100%完璧な稼働を約束できません。Claude に限らず、Google も Microsoft も LINE も、年に何度かは短時間の障害が起きます。大事なのは、1つのサービスに業務の100%を依存しない設計です。
Claude で議事録を整理する業務があるなら、止まった時のバックアップ手順(紙にメモ/手動で箇条書きだけ残す/翌日まで待つ)を決めておく。低速モードでもよいので代替案を用意しておくと、障害時の焦りが大幅に減ります。これは小さなBCP(事業継続計画)の実践です。
本論6:Claude Code の `/status` コマンドとの違い(補足)
「claude status」で検索する方の中には、Claude Code の /status コマンド について知りたい方もいます。これはサーバー障害の確認とは別物なので、混同しないよう整理しておきます。非エンジニアの方はこのセクションを読み飛ばしても構いません。
Claude Code はコマンド入力で使うAIツールです。起動した状態で /status と入力すると、自分の手元(ローカル)環境の状況 が表示されます。表示される内容には、現在使っているモデル(Opus や Sonnet など)、コンテキスト(AIが一度に扱える文脈)の使用量、接続中のアカウントなどが含まれます。
つまり /status はAnthropic のサーバー障害の情報ではなく、自分のセッションの状態確認 です。今の文脈(Claude が使えない時の対処)とは意味合いが異なります。
Claude Code 自体が急に動かなくなった場合の確認先は、やはり status.claude.com です。「Claude Code」または「API」コンポーネントのステータス を見ます。赤や黄色なら自分の環境ではなく Anthropic 側の問題です。
よくある質問
Q1. 確認先は status.anthropic.com と status.claude.com、どちらが正しいですか
A. 2026年6月時点の正式な確認先は status.claude.com です。 ただし古い status.anthropic.com を開いても自動で転送されるため、どちらを覚えていても実害はありません。これから登録するなら新しい status.claude.com をブックマークしておくのが確実です。
Q2. ステータスページは日本語で見られますか
A. 2026年6月時点では英語表示が基本です。ブラウザが Chrome なら、ページ上で右クリック→「日本語に翻訳」を選ぶと全体を日本語で読めます。翻訳の精度は高く、ステータスの意味を判断するには十分です。Claude 自体の日本語対応についてはClaude の日本語利用(/articles/722)も参考になります。
Q3. 障害情報のメールやSMS通知は受け取れますか
A. 受け取れます。ステータスページに Subscribe(購読) の入口があり、メールアドレスや電話番号を登録できます。2026年6月時点では、メール・SMS・Slack・Microsoft Teams・Webhook・RSS(Atom)など複数の通知方法に対応しています。業務で Claude に依存している方は、まずメール通知だけでも登録しておくと安心です。
Q4. ステータスは緑なのに、日本からだけ遅いことはありますか
A. 稀にあります。Anthropic のサーバーは主に米国にあり、太平洋を横断する通信ケーブルに不具合があると、米国では問題なくても日本から見ると遅い、という現象が起きることがあります。その場合、ページは緑でも実際は使いにくい状態になります。時間をおいて再試行するか、混雑時間帯を避けるのが現実的です。
Q5. 特定のモデル(Opus 4.8 など)だけエラーが出るのはなぜですか
A. Claude のステータスはモデルごとに別々に管理 されています。2026年6月時点では、新しい Opus 4.8 で短時間の「エラー増加」が何度か記録されました。新モデル登場直後はアクセスが集中しエラーが増えやすい傾向があります。その場合、ステータスページで該当モデルの欄を確認し、別のモデル(Sonnet など)に切り替えると作業を続けられることがあります。
Q6. 有料プラン(Pro / Max)なら障害は少ないですか
A. 基本的には変わりません。有料も無料も同じサーバー基盤で動いているため、障害が起きれば同様に影響を受けます。プランによる違いは利用上限や使えるモデルの範囲が中心です。プランの選び方はClaude のプラン解説(/articles/589)を参照してください。
Q7. 業務中に大規模障害が起きたら、クライアントにどう説明すればよいですか
A. 正直に伝えるのが最善です。「利用しているAIサービスの提供元で障害が発生しており、復旧を待っている状態です。復旧次第、作業を再開し、◯◯時間以内に影響の有無をご連絡します」といった形で、状況・見通し・影響を簡潔に共有します。ステータスページのURL(status.claude.com)も伝えると、相手側でも確認できて信頼につながります。
まとめ
Claude のステータス確認方法を整理します。いずれも2026年6月時点の情報です。
- 公式ページは
status.claude.com(旧status.anthropic.comからは自動転送)。ログイン不要で誰でも見られる - 緑なら正常、緑以外なら Anthropic 側で問題 が起きている可能性が高い
- 使えない時は、まずステータスページを開くのが最速の切り分け方法
- 緑なら自分側を疑い、強制再読み込み→シークレットモード→別ブラウザ→別デバイスの順で点検
- 「500」「529」は Anthropic 側の事情、「429」は自分の使いすぎ。529 は利用上限とは無関係
- Subscribe からメール通知を登録しておけば、障害時に自動で知らせてくれる
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